映画『月下の恋』発掘良品/若き日のケイト・ベッキンセイル出演のゴシックホラー風ラブロマンス

映画情報


月下の恋
(原題:Haunted

月下の恋 ポスター.jpg
製作年:1995年(イギリス) ジャンル:ホラー/ミステリー/ロマンス
上映時間:108分


スタッフ


監督:ルイス・ギルバート
原作:ジェームズ・ハーバート
脚本:ティム・プレイジャー、ボブ・ケレット、ルイス・ギルバート
製作:アンソニー・アンドリュース、ルイス・ギルバート
音楽:デビー・ワイズマン
撮影:トニー・ピアース=ロバーツ
編集:ジョン・ジンプソン


出演者


エイダ・クイン、ケイト・ベッキンセイル、アンソニー・アンドリュース、ジョン・ギールグッド、and more…


【月下の恋】解説/あらすじ


『から騒ぎ』のケイト・ベッキンセイル出演、製作総指揮にフランシス・フォード・コッポラが名を連ねるミステリー・ホラー。イギリスのある屋敷の秘密を、ミステリアス且つロマンティックに描く。監督は007シリーズの『007は二度死ぬ』、『007 私を愛したスパイ』、『007 ムーンレイカー』などを監督しているルイス・ギルバート。共演に『わが心のボルチモア』のエイダ・クインなど。


幼い頃に双子の妹ジュリエット(ヴィクトリア・シャレット)を溺死事故で失ったデヴィッド・アッシュ(エイダ・クイン)はトラウマに囚われつつも、その事故をきっかけに超心理学の専門家となり、イギリスのケンバリー大学を教鞭をとり、幽霊の存在などを否定しつつ、霊媒師となのる人間の不正を暴いていた。そんなある日デヴィッドは、ウェップ(アンナ・マッセイ)と名乗る人物から、住んでいる屋敷が悪霊に取り憑かれたとい手紙を受け取り、最初は相手にしないつもりだったのだが、その屋敷が自分の生まれ故郷にある屋敷だったので、この話を受け入れることに。そんなデヴィッドを迎え入れたのが、クリスティーナ(ケイト・ベッキンセイル)という若く美しい女性。彼女が運転する車に乗って屋敷を訪れると、そこにはロバート(アンソニー・アンドリュース)とサイモン(アレックス・ロー)というクリスティーナの2人の兄と共に、手紙の差出人である‘ばあや’と呼ばれるウェップが住んでいた。やがてデヴィッドはクリスティーナと恋に落ちるのだったが、身の回りでは不可解な現象が起こり始めるのだった。


【月下の恋】映画感想/レビュー


ケネス・ブラナー監督/主演の映画『から騒ぎ』で映画デビューを果たし、以降その美貌で注目を集め、‘ポスト・イングリッド・バーグマン’と呼ばれ、ハリウッド・ビューティー・ナンバーワンとの呼び声も高いケイト・ベッキンセイル出演のロマンステイスト溢れるミステリーホラー。
監督は『007』シリーズを3本ほど監督しているルイス・ギルバード、製作総指揮に、『ドラキュラ』で監督を務めたり『フランケンシュタイン』で製作を勤めたり、何気にホラー映画との関わりも深い名匠フランシス・フォード・コッポラ。


ゴシックホラーなテイストはあるけれど


イギリスの古くて大きい屋敷が舞台だったり、ゴシックホラー的なテイストではありますが、個人的にはこれをゴシックホラーだとは思えません。
耽美と言えば耽美なのだろうけれど、ホラー特有の乾いた中にも湿った雰囲気が感じられず、屋敷の中ですら照明が明るすぎて、ゴシックどころかホラーなのか?と思うところがあったりする。オチも判りやすく、ミステリーとして謎云々ということでもない。


ケイト・ベッキンセイルが美しい


今でこそ『アンダー・ワールド』シリーズなどで有名なケイト・ベッキンセイルの20代前半の姿を拝むことができて、期待を裏切らず美しい。
現在でも余裕で美しいのですが、この頃のケイト・ベッキンセイルは兎に角若い。
更には脱いでいたり、兄妹とベッドを共にする関係性であったりという過激な役柄を演じています。(といっても、見た目はさほど過激ではないのだけれども)
若き日のケイト・ベッキンセイルと、エイダ・クインのロマンスを観る映画ですね。


本作で一番怖いところ


一応ホラーというジャンルなので、怖くないといけないと思うのですが、全体的にはやはり、まるで怖くありません。なんでホラーコーナーに置いてあるのか疑問に思えるくらい怖くないのだけれど、そんな感じのホラー映画である本作の唯一怖いところをあげるなら、ネタバレになりますが、屋敷の住人達はみんな実は亡霊だったという話になってくるのですが、その亡霊であるケイト・ベッキンセイル扮するクリスティーナに、エイダ・クイン扮するデヴィッドが恋に堕ちてしまった、或いは、クリスティーナにデヴィッドがまんまと絡め取られたというところにあると思います。
自分が愛してしまった人は実は幽霊だったなんて、恐ろしい話である。
恋人が幽霊になってしまった『ゴースト ニューヨークの幻』とは逆のお話。


あと、クリスティーナと兄であるロバートに肉体関係があったというところには、人間の恐ろしさを感じる。
そりゃ母も精神病んで自ら命を絶ってしまいます。何してんねんと。


そもそも原題のHaunted(ホーンテッド)からしてネタバレしている件


この映画って、端から屋敷に住む人たちの正体に関して衝撃を与える意図はなかったのだと思われる。
原題のHaunted(ホーンテッド)は、幽霊の出るとか、取り憑かれたとかいう意味ですが、このタイトルからして、屋敷には幽霊が出るんだなということはわかりきっている。
デヴィッドは双子の妹を亡くしてトラウマに囚われているという意味もあるのかもしれないけれど、幽霊的な怖さはないので、原題はどちらかと言うと失敗していると思う。
これに関して言うと、珍しく邦題の方がいいかなと思ったり。(基本的に日光も屋内の照明も明るいので、月下である必要性は感じられないけれど、月下=儚いということなのか?)
微妙な怖さもあるロマンスとしてはいいのかもしれませんね。
だけど、そういう映画なのであれば、コッポラの撮った『ドラキュラ』の方が、ゴシックテイストにも溢れていれば、ロマンスの面でも際立っているように思うので、やはりこの映画は、ケイト・ベッキンセイルの美しさを堪能する映画だと言いたい。
TSUTAYA発掘良品の一本です。


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