映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ジョージ・ルーカスが生み出した伝説の始まり

映画情報


スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
(原題:STAR WARS

STAR WARS ep1 poster.jpg
製作年:1977年(アメリカ) ジャンル:SF/ファンタジー/アドベンチャー
上映時間:121分(特別篇:126分)
次作:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲


スタッフ


監督/脚本/製作総指揮:ジョージ・ルーカス
製作:ゲイリー・カーツ(特別篇:リック・マッカラム)
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ギルバート・テイラー
編集:ポール・ハーシュ、マーシア・ルーカス、リチャード・チュウ
特撮:ジョン・ダイクストラ、リチャード・エドランド、フィル・ティペット、ILM
特殊メイク:リック・ベイカー


出演者


マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス、ピーター・カッシング、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ケニー・ベイカー(R2-D2)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、デヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー:演)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダー:声)、and more…


受賞歴


第50回アカデミー賞:作曲賞、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞、特別業績賞受賞
その他多数受賞&ノミネート


【スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望】解説/あらすじ


『THX 1138』、『アメリカン・グラフィティ』のジョージ・ルーカスが、監督/脚本/製作総指揮を務め生み出した、『スター・ウォーズ』シリーズの記念すべき第1作目。本作の大成功をきっかけに、ジョージ・ルーカスは9部作の構想を発表。(後に否定して6部作ということになったが、2012年にルーカス・フィルムをウォルト・ディズニー・カンパニーが買収したことによって、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)』の製作が決まり、現在9作目までの製作が決まっている。)このことによって本作はエピソード4ということになり、『新たなる希望』という副題がつけられた。ベトナム戦争終結の影響で、アメリカン・ニューシネマの殻を打ち破り、今ではSF(スペース・ファンタジー)の金字塔として、以降の映画に多大な影響を及ぼしている。出演には、テレビ映画などで活躍していたマーク・ハミル、『カンバセーション…盗聴…』のハリソン・フォード、エディ・フィッシャーとデビー・レイノルズというアメリカの有名人の娘キャリー・フィッシャー、『アラビアのロレンス』のアレック・ギネス、『フランケンシュタイン』シリーズや、『吸血鬼ドラキュラ』シリーズなどで知られるマスター・オブ・ホラーことピーター・カッシングなど。


遠い昔、はるか彼方の銀河系で…帝国軍の独裁政権が敷かれ、銀河系は帝国軍の圧政下にあった。そんな中、反乱軍のスパイが、帝国の最終兵器である巨大な宇宙要塞‘デス・スター’の設計図を盗み出すことに成功する。反乱軍のリーダー、レイア姫(キャリー・フィッシャー)は、設計図を携え故郷の惑星オルデランへ帰還するはずだったが、その途中で帝国軍の暗黒卿ダースベイダー(演:デヴィッド・プラウズ/声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)に捕らわれてしまう。しかしレイア姫は、捕まる直前にジェダイ騎士のオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)に助けを求めるべく、ドロイドのR2-D2(ケニー・ベイカー)とC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)にメッセージを託し、辺境の惑星タトゥーインに送り込む。偶然にもバザーに出されたR2-D2とC-3POの二体を手に入れた少年ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は、R2が再生したメッセージを見る。オビ=ワンにメッセージを届けるべく、夜な夜な抜け出したR2を追ったルークは、途中でタトゥーインに住む原住、タスケン・レイダーことサンドピープルの襲撃に遭うのだったが、変人として知られるベン・ケノービによって窮地を救われる。そしてこのベンこそが、ジェダイ騎士のオビ=ワン・ケノービだった。こうしてルークは、運命に導かれるように、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)やチューバッカ(ピーター・メイヒュー)等と出逢い、帝国軍との戦いに身を投じていくのだった。


【スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望】映画感想/レビュー


世界的な映画監督、そして最も成功した実業家の一人とも言われるジョージ・ルーカスが生み出した『スター・ウォーズ』シリーズの第1弾。
本作の成功に伴い、『スター・ウォーズ』シリーズは紆余曲折を経て、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒(監督:J・J・エイブラムス)』の公開も決まり、現在9作目までの製作が決定しています。(エピソード8はライアン・ジョンソン、エピソード9は『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレボロウがそれぞれ監督)。


【スター・ウォーズ】製作までの経緯


今でこそ、‘ジェダイは宗教’などと呼ばれる程の大ヒットシリーズになっていますが、『スター・ウォーズ』の製作にも紆余曲折ありました。『THX 1138』の後、『フラッシュ・ゴードン』と『隠し砦の三悪人』のリメイクを検討していたジョージ・ルーカスですが、版権料が高すぎたため、この企画は頓挫。ユニバーサルに『アメリカン・グラフィティ』の掲示され、次はSF作品を撮るということで合意するのですが、ユニバーサルは完成当時の『アメリカン・グラフィティ』に低評価を下し、公開延期。
この頃から『スター・ウォーズ』の構想を練りはじめ、ワーナーとユニバーサルに企画書を出すも、全く評価されず、結局20世紀フォックスと交渉。
ユニバーサルの評価に反して『アメリカン・グラフィティ』が大ヒットしたことにより、『スター・ウォーズ』は20世紀FOXの配給で日の目を見ることになりました。


そして世界的な大ヒット


1976年の『タクシードライバー』あたりまで、アメリカではアメリカン・ニューシネマと言われるベトナム戦争の影響下にある反体制的で暗い内容の映画が主流だったのですが、ベトナム戦争の終焉にともなってアメリカン・ニューシネマも作られくなっていき、逆にアメリカン・ドリームを描く映画が主流となっていきます。
このきっかけを生んだのが、『ロッキー』であり『スター・ウォーズ』ですね。評論家の酷評に反して、アメリカ国民の心を掴んで『スター・ウォーズ』は1100万ドルに対して、今では7億7千万ドルを越える興行収入を記録。
『未知との遭遇』などとSF映画のブームを築くと共に、スペース・オペラ、スペース・ファンタジーの金字塔を打ち立て以降の映画どころか文化に多大な影響を及ぼし、ジョージ・ルーカスは生ける伝説化。最も成功を収める映画監督/実業家として知られることになるます。


【スター・ウォーズ】の魅力


スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 R2 3PO.jpg
個人的には、この映画以前のアメリカン・ニューシネマが大好きなので、『スター・ウォーズ』がお子様ランチ的な映画と言われても、その通りと言ってしまいます。
今でこそハリソン・フォードが俳優として大スターになっていますが、マーク・ハミルとかキャリー・フィッシャーとか、誰だよ!って話です。そもそも自分が生まれる前に製作された映画。特に思い入れがあるわけでもなく、初見では『エピソード1』を先に観てしまってるので、SFX等も古めかしいし、魅力がイマイチわからない。というのが、正直な感想でした。ストーリー的には『未知との遭遇』の方が数倍面白いみたいな。


しかし、一通りエピソード1~6まで観て、その次に4→5→6→1→2→3という公開順に観て、最初の評価は覆されることになります。
SFXが古めかしいという評価や、『未知との遭遇』の方が好きという感想は変わりませんが、この映画の後の『インディ・ジョーンズ』シリーズにも通ずる冒険活劇的な魅せ方、シリーズを通して描かれることになるジェダイの存在、ダース・ベイダーの正体、色んな映画を観てみてわかる映画に対する思い。オマージュ。影響。ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア姫、R2-D2、C-3PO、チューバッカ、その他のキャラクターのコミカルだったりシリアスだったりする性格や魅力。
等々、今では何回観ても楽しめる映画に変わりました。終盤、デス・スターを破壊する作戦を実行するとき
ビックスとウェッジというファイナル・ファンタジー6とか7とかのキャラクターが出てきたりもしますね。


日本映画(黒澤明)、日本の文化からの影響


日本人としては、日本映画、特に黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』、『用心棒』、『椿三十郎』などのオマージュや、登場人物の名前が日本由来だったりするのが凄く嬉しいですね。
ジェダイは時代、オビ=ワン・ケノービは黒帯(という説)、ハン・ソロは(服部?)半蔵、ダース・ベイダーのコスチュームが伊達政宗の鎧という説、ライトセーバーでの戦い方が、日本の時代劇などの殺陣から影響を受けたもの、オビ=ワンがダース・ベイダーの役で三船敏郎に出演依頼を出したとかいう逸話があったり、後に出てくるキャラクター名なども日本由来のものだったり、兎に角日本からの影響も強い映画です。


兎に角壮大なストーリー


スター・ウォーズ ep4 ダース・ベイダー.jpg
今となっては、これ一作観ただけでも十分面白いけれど、やはりシリーズを通して観てこそこの映画の魅力。
全てを語るには時間がかかりすぎる、というかそんな技量もないので省きますが、旧三部作にも新三部作にも、ヨーダを始め魅力的なキャラクターが敵にも味方にも出てきます。
ダース・ベイダーの正体や帝国との戦いなど、神話の如き壮大さを、ワクワクするSF冒険活劇として魅せてくれる。
後の影響を考えると、『スター・ウォーズ』を生み出したジョージ・ルーカスの功績は本当に偉大。
日本のアニメーション、『機動戦士ガンダム』という名作も、この映画がないと生まれてこなかった。(ライトセーバー=ビーム・サーベル、帝国=ジオン軍、デス・スター=ア・バオア・クー、ジェダイ=ニュータイプ等々)
色々な楽しみ方ができる素晴らしい映画です。
ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲などもテンションを盛り上げてくれます。


【スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望】関連DVD,ブルーレイなど


スチールブック仕様のブルーレイ(2015年11月13日発売)
スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望 スチールブック仕様 [Blu-ray]
スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望 スチールブック仕様 [Blu-ray]
スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望 スチールブック仕様 [Blu-ray]


『スター・ウォーズ』シリーズ旧三部作封入3枚組みブルーレイコレクション(2015年11月13日発売)
スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイコレクション(3枚組) [Blu-ray]
スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイコレクション(3枚組) [Blu-ray]
スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイコレクション(3枚組) [Blu-ray]


『スター・ウォーズ』シリーズエピソード1~6に加え、未公開シーンなど計40時間に及ぶ秘蔵映像などの特典を封入した、9枚組みブルーレイコレクション(2015年11月13日発売)
スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組) (初回生産限定) [Blu-ray]
スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組) (初回生産限定) [Blu-ray]
スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション(9枚組) (初回生産限定) [Blu-ray]

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スター・ウォーズ 新たなる希望
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