映画『パリは燃えているか』TSUTAYA発掘良品に選ばれる戦争映画の隠れた名作

映画情報


パリは燃えているか
(原題:Paris, brûle-t-il ?
(英題:Is Paris Burning?

Is Paris Burning.jpg
製作年:1966年(フランス/アメリカ) ジャンル:戦争/ドラマ
上映時間:173分


<スタッフ>
監督:ルネ・クレマン
脚本:ゴア・ヴィダル、フランシス・フォード・コッポラ
製作:ポール・グレッツ
音楽:モーリス・ジャール
撮影:マルセル・グリニヨン
編集:ロバート・ローレンス


<出演者>
ジャン=ポール・ベルモンド、シャルル・ボワイエ、グレン・フォード、アラン・ドロン、カーク・ダグラス、ゲルト・フレーべ、オーソン・ウェルズ、レスリー・キャロン、イヴ・モンタン、and more…


【パリは燃えているか】解説/あらすじ


『禁じられた遊び』や『太陽がいっぱい』などで知られるフランス映画界の巨匠、ルネ・クレマン監督による、フランスとアメリカ合作の戦争映画大作。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ占領下にあったフランス・パリを舞台に、レジスタンスと自由フランス軍によるパリの解放を描いたノン・フィクションの原作の映画化。脚本を務めるのは、後に『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』などで名を馳せることになるフランシス・フォード・コッポラ。出演に『気狂いピエロ』のジャン=ポール・ベルモンド、『おしゃれ泥棒』のシャルル・ボワイエ、『復習は俺に任せろ』のグレン・フォード、『恐怖の報酬』のイヴ・モンタン、『スパルタカス』のカーク・ダグラス、『太陽がいっぱい』のアラン・ドロン、『市民ケーン』のオーソン・ウェルズといった豪華キャストが共演。


1944年8月。ナチス・ドイツのコルティッツ将軍(ゲルト・フレーべ)は、アドルフ・ヒトラー(ビリー・フリック)により、連合軍の進行と共にパリを焦土化せよとの命令を受けていた。そんな中、イギリス諜報部から、‘連合軍はパリを迂回して進軍する’というメッセージが、レジスタンス派に届く。レジスタンスのドコール将軍の補佐役であるデルマス(アラン・ドロン)と、自由フランス軍のロル大佐(ブリュノ・クレメール)は、パリ防衛のための意見を戦わせていた。意見が食い違う中、ロル大佐は自力でパリを奪還しようと決意。それを知ったデルマスは、政治犯としてナチスに捕らえられていたラベを救出してロル大佐を止めるべく、ラベの妻であるフランソワーズ(レスリー・キャロン)と、スウェーデン領事ノルドリンク(オーソン・ウェルズ)を動かすのだったが…。


【パリは燃えているか】映画感想/レビュー


『太陽がいっぱい』のルネ・クレマン監督、脚本にフランシス・フォード・コッポラ、出演にカーク・ダグラス、アラン・ドロン、オーソン・ウェルズ、ジャン=ポール・ベルモント等々といった、非常に豪華な夫人で製作されたフランスとアメリカによる第二次世界大戦物の大作映画『パリは燃えているか』。


モノクロ映画なのですが、観初めて一番初めに思ったのが、ヒトラー似過ぎという件。
ビリー・フリックという人が演じているのですが、これが非常に似ている。(といっても、ヒトラーを演じる人は、だいたい何かしら似てたりするものなんですけどね)


第二次世界大戦ものや、ナチスものは多数あれど、『パリは燃えているか』のようにパリという場所を舞台にして、これほど大規模なロケを行っている映画は、他にそんなにはないでしょうし、これから先作られることも多分ないでしょう。


有名な役者さんが多数出てきますが、登場人物多すぎますのでわけわからなくなりがちなところをざっくり説明すると、ナチス・ドイツに占領されて、ドイツを忌み嫌っていたパリのレジスタンス(抵抗軍)が発起して、パリを開放するまでの過程を壮大なスケールで描いた映画です。
勿論、連合軍が進軍してきたり、それぞれの組織や登場人物達の複雑なやり取りがあったりするんですけどね。


明確な反戦映画ですので、おもいっきりナチスを批判しています。
ナチス批判というか、主にヒトラー批判ですかね。狂想に取り憑かれたヒトラーの異常思想を皮肉たっぷりに描いていますね。
コルティッツ将軍がヒトラーのパリ破壊命令に背いて降伏したとも知らずに、「パリは燃えているか?」「パリは燃えているか?」と電話で叫んでいたヒトラーの声が滑稽でなりません。


と言っても、決して笑えるような映画ではありません。映画の中には、戦争当時の映像も差し込まれていますし、非常にシリアスな映画です。
シリアスなんだけれど、連合軍がパリに進行してきた際のパリの民衆の熱狂ぶりは、戦時下でありながら感動を覚えます。なんて嬉しそうな顔をするんだっていう。


そして最後には、2時間50分の間モノクロで通してきたこの映画に、色が入ります。
カラーになりますね。ようやく太陽の光が差したんやなって感動があります。


フランスの民衆の熱狂ぶり等々、フランス出身の映画監督であるルネ・クレマンだからこそ撮れた映画ですね。
この映画を発掘良品とした出してきたTSUTAYAさんも、イイ仕事してんじゃねーかと思います。


【パリは燃えているか】関連DVD,ブルーレイなど


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Excerpt: 第2次大戦末期、独軍占領下のパリ。 市民の間では連合軍の進攻に備え、パリ破壊を命ずるヒトラーにくみする派と、対独レジスタンス派とが対立していたのだが…。
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2015-08-18 21:52