映画『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』音速の貴公子と謳われた天才F1ドライバー

映画情報


アイルトン・セナ~音速の彼方へ
(原題:Senna

Senna poster.jpg
製作:2010年(イギリス) ジャンル:ドキュメンタリー/スポーツ
上映時間:110分
監督:アシフ・カパディア
脚本:マニッシュ・パンディ
編集:グレッガーズ・ソール、クリス・キング
出演者:アイルトン・セナ、アラン・プロスト、and more…
第65回英国アカデミー賞:ドキュメンタリー賞、編集賞受賞


【アイルトン・セナ~音速の彼方へ】解説/あらすじ


1994年5月1日、イタリアの都市であるイモラにあるイモラ・サーキットで開催されたサンマリノグランプリ。かつて‘音速の貴公子’と謳われた伝説の天才F1ドライバー・アイルトン・セナが、レース中の事故によってその生涯を終えた。この映画は、今尚多大な影響力を持つアイルトン・セナが、その生涯を閉じるまでの栄光と軌跡、人知れず抱えていた葛藤を、関係者のインタビューや実際のレースシーンを交えて描いたドキュメンタリー映画である。


【アイルトン・セナ~音速の彼方へ】映画感想/レビュー


1994年5月1日に、34歳の若さでこの世を去った天才F1ドライバー、天才、音速の貴公子、などと称されるアイルトン・セナのドキュメンタリー映画『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』。
個人的にはF1にはあまり興味がないどころか、車恐怖症みたいなところがある故に、普通の乗用車に乗ることすら恐ろしい。
アイルトン・セナという偉大な人物がF1ドライバーで私が小学生の頃くらいに亡くなったということと、昔とんねるずの番組に出ていた影響で、名前と顔くらいは知っていましたが、アイルトン・セナの偉業や人物像を知ったのはこの映画が初めてなような気がします。


完全にアイルトン・セナのF1レーサー時代を振り返るドキュメンタリー映画故に、映像自体はその時代、1980年代から亡くなられた1990年代の画質なので、新しさは特にありませんが、それでも目を引く映画であることは間違いありません。
これはアイルトン・セナという人間のかもし出すオーラの成せる業なのか。


レースの時の映像は、普通に撮ってるだけのものもあれば俯瞰で撮っているものもあったり、更にはアイルトン・セナ自身の目線からの映像があったりしますが、カメラ(撮影)というよりは、編集の仕方が非常に上手くて、映像の古めかしさのわりに飽きさせない仕上がりとなっています。
そのようなドキュメンタリー映画としての技術面もさることながら、この映画が素晴らしいわけは、アイルトン・セナという最速、最高のF1ドライバーとされる人物の栄光を描くだけではなく、秘めた闘争心やレースを愛する心、その裏にある苦悩や葛藤が描かれていて、アイルトン・セナという人物が、単なるカリスマのヒーローとして描かれているわけじゃないところ。


アイルトンセナ 音速の彼方へ 写真.jpgブラジル人で信仰の深かったアイルトン・セナですが、いくら神を信じていても、他の人同様に人間関係にしろ何にしろ順風満帆で不自由も不満もない人生というわけではなかった。


最終的には満足なレースが出来ないままに、生と死がとなり合わせの中でレース中の事故死…
この事故死の原因が、色々な憶測や説はあれど不明なままらしいですが、死因云々の前に、神を信じていたアイルトン・セナにとって、満足なレースができないことが続く現状の中、突然その身に死が訪れたということは、もしかしたら傍から見たら悲観的な死であっても、もっと違う次元で考えるべきところがあるのかもしれない。


F1に全く興味がなかった私ですが、この映画を観て、F1も観てみたいかもと思いました。
そして、アイルトン・セナが単なる偉大な人物だったというだけでなく、あくまで人間味に溢れた人物だったということに凄く好感が持てました。
世のアイルトン・セナ、F1ファンの皆様は勿論のことながら、興味ない人でも楽しめる素晴らしいドキュメンタリー映画だと思います。

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