映画『ミッション:インポッシブル2』トム・クルーズ主演のアクション大作M:I-2

映画情報


ミッション:インポッシブル2/M:I-2
(原題:Mission: Impossible Ⅱ/M:I-2

ミッション:インポッシブル2 ポスター.jpg
製作:2000年(アメリカ) ジャンル:アクション/サスペンス
上映時間:123分
前作:ミッション:インポッシブル
監督:ジョン・ウー
脚本:ロバート・タウン
音楽:BT、ハンス・ジマー
出演者:トム・クルーズ、タンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット、ヴィング・レイムス、リチャード・ロクスバーグ、ブレンダン・グリーソン、アンソニー・ホプキンス(ノンクレジット)、and more…


【ミッション:インポッシブル2/M:I-2】解説/あらすじ


トム・クルーズ主演によるアクション大作『ミッション:インポッシブル』シリーズ第二弾。2000年度の世界興行収入第一位。監督を務めるのは『フェイス/オフ』などで知られる香港が世界に誇るジョン・ウー。前作に続いてトム・クルーズは主演と製作を兼任。ヒロイン役はニコール・キッドマンの推薦で『シャンドライの恋』のダンディ・ニュートンが抜擢されている。(デビュー作が『ニコール・キッドマンの恋愛天国』で、ニコール・キッドマンと共演しているけど、事実上の主演はこのダンディ・ニュートン)ノンクレジットではあるが『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンスが出演。


製薬会社バイサイドのネロルヴィッチ博士(ラデ・シェルベッジア)が、インフルエンザの治療薬の開発中に生み出してしまった脅威的な殺傷能力を誇る殺人ウィルス‘キメラ’が、元IMFのメンバーであるテロリスト、ショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)によって強奪されてしまう。IMF本部のスワンベック(アンソニー・ホプキンス)は、これを奪還すべく休暇を楽しんでいたイーサン・ハント(トム・クルーズ)に指令を送る。早速チームを組むため、イーサンはスペインの南部の都市セビリアに飛び、命令通り謎の女盗賊ナイア・ホール(タンディ・ニュートン)に接近。ナイアの使命は、元恋人である主犯のアンブローズに接触し、計画を調査することだったのだが…。


【ミッション:インポッシブル2/M:I-2】映画感想/レビュー


トム・クルーズ主演の大ヒットアクション超大作シリーズ第2弾『ミッション:インポッシブル2/M:I-2』。
監督は前作のブライアン・デ・パルマに変わって、『フェイス/オフ』などで知られる香港が誇る映画監督ジョン・ウーということで、前作と比べてサスペンス面よりもアクション面に振り切った映画となっています。


2000年公開当時、私は15,6歳くらいですかね。映画館で観た記憶がなんとなくあります。気がついたらサントラも購入していましたね。というのも、当時私はロックやメタルが大好きな少年でしたので、メタリカやロブ・ゾンビ、フー・ファイターズ、バック・チェリーという名前に惹かれたんでしょうね。今となってよく考えるとハンス・ジマーとか物凄く好きだし、何より『ミッション:インポッシブル』や『スパイ大作戦』のお馴染みのテーマを、ギターやベースのチューニングを1音半ほどダウンチューニングでヘヴィアレンジしたリンプ・ビズキットの‘Take A Look Around’という曲が凄くかっこよく感じたんですね。
なので私にとってこの映画は、映画館に足を運んでいなかった少年時代にたまたま観たのがこれだったということと、サントラ結構聴いてメタリカやリンプ・ビズキットをコピーしてたという面だけで、思い入れのある映画ですね。


ただ今見返してみると、ストーリー自体は大した映画でもない。というのが正直な印象。最初の方のトム・クルーズとダンディ・ニュートンのラブシーン的やりとりは、「それ必要ですかね?」って思っちゃいますね。恋をした。という設定で、イーサンが一目惚れするんですけどね。一目惚れだからいいじゃん。と言えばイイんですけど、驚きの唐突具合ですよね。仮にも諜報員なんだから、少しは警戒しろよとか思う。前作でも仲間だと思ってた人たちに裏切られてるやんけって。


展開も読めまくりです。そんなとんとん拍子にうまい事いくわけがない。逆にそんなに簡単にやられるわけもない。
何故にキメラウィルスの入った銃が三本あるのか?とか、何故に冒頭からガンガンに特殊メイク駆使しまくった化けの皮(別人装い変装マスク)ハギハギしてんのか?とかっていう演出が凄くザックリしています。
指ちょんぱしそうとか、点と点が重なりあった時云々という緊張感もあったりしますけれど、前作ほどのサスペンスの持続性はありません。そういう意味でこの映画、既にスパイ映画ではなくなっていて、本当にアクションに吹っ切れちゃっています。


ただ、アクションシーンは迫力あって面白いんですよね。爆破に二丁拳銃にバイク(カー)アクション。カンフーっぽい身軽な肉弾戦等々を、ジョン・ウーの特徴であるスローモーション等の撮影技術を駆使して魅せてくれます。
ミッション:インポッシブル2 トム・クルーズ.jpg
ジョン・ウーは『マトリックス』の監督であるウォシャウスキー兄弟に影響を与えたりもしていますけれど、そういうジョン・ウー節は健在ですね。健在なんだけれど、ただ、魅せすぎちゃうかな?とか思う。無意味にトム・クルーズの肉体美を晒すロック・クライミング、無駄にウィリーしまくるバイク、何故か都合よく足元に落ちている拳銃を、蹴り上げて手元に持って来たかと思えば倒れこみながら発砲(蹴り上げる必要あったのか?)、無駄にバク転(ストⅡのガイルのムーンサルトキックみたいな)。
これが魅せすぎくらいに魅せられて、もはや魅力もクソもなうなっちゃう。みたいな。


それでも私にとっては思いいれのある作品という不思議。単純にかっこよくはあるんですよね。
後、この映画は、後に全世界を騒然とさせることになる歴史的な大事件、9.11テロのことを考えると、個人的にがなかなかに興味深い。
まず冒頭で旅客機がハイジャック(というかキメラウィルス強奪のためにおこった旅客機内でのテロ)されて、その旅客機が岩山に激突したりするんですよね。
更にキメラウィルスというのは30時間という短時間で、人間を死に至らしめてしまうウィルスとして扱われているのですが、このキメラウィルスが炭疽菌とかぶるんですよね。
アメリカでは2001年の同時多発テロ事件の直後に、炭疽菌の封入された容器の入った封筒が、テレビ局などのメディアや上院議員に送りつけられて5名が死亡するという事件が起きています。
後に起こったことの悲劇を考えると、この映画もそんなことあるわけねー!っていう非現実的な話で終わる映画でもなくて、何気に恐ろしいものがあったりします。

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