映画『ウルフマン』ベニチオ・デル・トロ主演 1941年『狼男』のリメイク作品

映画情報


ウルフマン
(原題:The Wolfman

ウルフマン ポスター
製作:2010年(アメリカ/イギリス) ジャンル:ホラー/サスペンス/アクション
上映時間:102分
監督:ジョー・ジョンストン
脚本:アンドリュー・ケビン・ウォーカー、デビッド・セルフ
音楽:ダニー・エルフマン
出演者:ベニチオ・デル・トロアンソニー・ホプキンスエミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジェラルディン・チャップリン、アート・マリック、and more…
第83回アカデミー賞:メイクアップ賞受賞


【ウルフマン】解説/あらすじ


1941年のアメリカ映画『狼男』のリメイク作品。『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロのオスカー俳優2人が共演のほか、『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントや、『マトリックス』シリーズのヒューゴ・ウィーヴィングなどの実力派俳優が共演。『遠い空の向こうに』のジョー・ジョンズトンが監督を務める。


1891年のロンドン。舞台俳優として活躍していたローレンス・タルボット(ベニチオ・デル・トロ)は、兄であるベン(サイモン・メレル)の婚約者グエン・コンリフ(エミリー・ブラント)から、兄が行方不明になったとの知らせを受けて、故郷であるブラック・ムーアに帰郷。疎遠になっていた父のジョン(アンソニー・ホプキンス)に冷たく迎えられるるのだが、そこでローレンスが見たものは、無残な姿で殺されていたベンの姿だった。自ら犯人を突き止めるべく捜査に乗り出したローレンスだったが、村の伝説である狼男に襲われ、満月の夜になると自らも狼男に変身してしまう身体になってしまうのだったが…。


【ウルフマン】映画感想/レビュー


ベニチオ・デル・トロと、アンソニー・ホプキンスの2大オスカー俳優共演のホラー映画、1941年の『狼男』のリメイク、『ウルフマン』。
ウルフマン アンソニー・ホプキンス ベニチオ・デル・トロ
1800年代のイギリス・ロンドンの鬱蒼とした闇や建造物のゴシックな外観など、ホラー映画の古典のリメイクとしての雰囲気は凄くいい。闇夜に白く輝く月の美しいこと…
そしてもう一つ、美しき女優(個人的な趣向)エミリー・ブラント(グエン)の『プラダを着た悪魔』や『サンシャイン・クリーニング』とはまた違ったシックな雰囲気も素敵。
ウルフマン エミリー・ブラント


思いっきりラテン系の顔したローレンス(ベニチオ・デル・トロ)と、英国紳士の香り漂う父ジョン(アンソニー・ホプキンス)が親子だなんてウソやろ?って話ですが、この2人が流石に演技派の貫禄を見せ付けてくれます。
特にアンソニー・ホプキンスは、レクター博士(『羊たちの沈黙』『ハンニバル』等)の頃に比べたら、だいぶ年もとられましたが、相変わらず素晴らしいですね。


物語の方は、序盤は古典的ゴシックな雰囲気とあいまって、イイ感じで陰鬱なホラー要素をかもし出しています。
ジプシーたちのところでウルフマンが現れて、首が飛んでいくは、腕やら足やら捥げるは、腹わた出るはのR15指定ギリギリのグロイ演出も個人的には好きです。
しかし、ローレンスがウルフマンに覚醒してからがさぁ大変。これはもぉ、ホラーの領域を超えて、完全なるアクション映画と化していますね。
CGに頼らない、巨匠リック・ベイカーによる特殊メイクでのウルフマン姿などは、デル・トロの狼男に対する敬意みたいなものが見られてよかったのですが、なんせ技術が1941年のそれじゃなくて最新すぎるだけに、過度な演出は落ち着いたゴシックテイストの雰囲気をぶち壊してしまいます。


そんな度迫力アクションがあったりしたからでしょうか?
ローレンスとグエンのロマンスの描き方もなんか薄く感じまして、この薄い描き方だとなんとなく最後の説得力に欠けてしまうというか…


続編ありきのエンディングなんかなぁ?とも思いましたが、興業的に思いっきり失敗に終わってますので、続編はないでしょうね。
まぁ。1941年と今のウルフマンを比べるのは、それは全くもって意味のないことだと思うので、現時点での狼男というものを、この豪華キャストで観られたってことはとてもありがたいことなのかもしれません。

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ウルフマン
Excerpt: 19世紀末、英国。 生家タルボット城があるブラックムーアの村へ25年ぶりに帰郷した人気俳優のローレンスは、無残に切り裂かれた兄の遺体と対面する。 犯人の探索中に流浪民(ジプシー)のキャンプで謎の殺人鬼..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2015-07-17 10:11