映画『オールド・ボーイ』タランティーノ絶賛の韓国産バイオレンス・アクション・ムービー

映画情報


オールド・ボーイ
(英題:Old Boy

オールド・ボーイ ポスター.jpg
製作:2003年(韓国) ジャンル:サスペンス/クライム/ミステリー 上映時間:120分
監督:パク・チャヌク
原作:土屋ガロン、嶺岸信明
脚本:ワン・ジョユン、イム・ジュンヒュン、パク・チャヌク
出演者:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン、and more…
第57回カンヌ映画祭:グランプリ


【オールド・ボーイ】解説/あらすじ


カンヌ国際映画祭で審査委員長を務めた『キル・ビル』のクエンティン・タランティーノ監督が大絶賛し、グランプリを受賞した、日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』を原作とする韓国のバイオレンス・アクション・サスペンス。監督は『JSA』のパク・チャヌクで、復讐3部作の二作目にあたる。(一作目『復讐者に憐れみを』、三作目『親切なクムジャさん』。)主演を演じるのは『シュリ』のチェ・ミンシク。


家族と共に平凡な暮らしを送っていたサラリーマンのオ・デス(チェ・ミンシク)が、ある日突然何者かに誘拐され、理由がわからないまま15年もの監禁生活を強いられてしまう。ある日何の前触れもなく解放されたデスの前に謎の男ウジン(ユ・ジテ)が現れ、‘5日以内に監禁された謎を解明しろ’と命じるのだったが…。


【オールド・ボーイ】映画感想/レビュー


カンヌ国際映画祭では、かのクエンティン・タランティーノが“できればパルム・ドールを受賞させたかった”というほどに大絶賛。2013年にはスパイク・リー監督の手によってハリウッドリメイクされたバイオレンス・サスペンス・アクション『オールド・ボーイ』。(一時はスティーヴン・スピルバーグ監督とウィル・スミスでハリウッド版を製作する話が上がったりしました。)


タランティーノと言えば、スタイリッシュでバイオレンスな描写を好む監督ですが、そのタランティーノが絶賛したとあって、やはり中身はかなりバイオレンスで、映倫でR-15指定受けてるだけあって、結構痛々しい描写が目立ちます。


しかしこの映画のイイところは、見た目に痛々しい斬ったり刺したり殴ったり撃ったりの描写は勿論のことなのですが、心までが痛いです。
これは単にバイオレンスとか言うだけじゃなくて、中々に考えさせられたりもする映画ですね。
韓国はかなりの数の傑作映画を出してくる国ですが、この『オールド・ボーイ』っていう映画も、一つのスタイルを築き、傑作と呼ぶにふさわしい映画だと思います。(痛い描写が苦手な人、心が弱ってる人とかには決してオススメしませんが…)


主演のチェ・ミンシクが、イイ感じにイカれたイイ演技をしています。(『悪魔を見た』という映画では、この映画に輪をかけてぶっ飛んだ演技をしていますが。)
この人のバイオレンスな衝動に合わせて流れる、暴力とは程遠そうな美しい音楽がまた素晴らしいですね。
一人で大群の中に乗り込んで、横スクロールな感じで大乱闘するところなんか相当にかっこいいです。
これは撮り方が斬新で技巧的ですね。


ストーリーは大味ながら楽しめるように作られていて、デヴィッド・フィンチャーの『セブン』にあったブラピの苦悩を応用したようなシーンもあったり、兎に角全編通して身も心もかなり痛く、衝撃的です。



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