映画『アイアンマン3』アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンに向けての盛大な伏線

映画情報


アイアンマン3
(原題:Iron Man 3

アイアンマン3 ポスター.jpg
製作:2013年(アメリカ) ジャンル:SF/アクション 上映時間:130分 前作:アイアンマン2
監督:シェーン・ブラック 原作:スタン・リー、ラリー・リーバー、ドン・ヘック、ジャック・カービー 脚本:ドリュー・ピアース、シェーン・ブラック 音楽:ブライアン・タイラー
出演者:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ガイ・ピアース、レベッカ・ホール、ステファニー・ショスタク、ジェームズ・バッジ・デール、ジョン・ファヴロー、ベン・キングスレー、and more…


【アイアンマン3】解説/あらすじ


SFアクション超大作のアイアンマンシリーズ第三弾!『アベンジャーズ』での戦いから1年後、トニー・スタークの苦悩と新たなる敵との戦いを描く。『プロメテウス』のガイ・ピアース、『ガンジー』のベン・キングスレー、『ザ・タウン』のレベッカ・ホールなどが新たに出演。‘マーベル・シネマティック・ユニバース’フェイズ2の幕開け。


アベンジャーズの一員として戦い、地球の危機を救ったトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。あれから1年、トニーはロキ達との戦いのストレスやトラウマからPTSDに陥り、不眠症と不安症を患いアイアンマン・スーツの開発に取り憑かれていた。一方国内では、‘マンダリン(ベン・キングスレー)’と名乗る人物によるテロ行為が相次ぎ、トニーの恋人であるペッパー(グウィネス・パルトロー)の前には、1999年の大晦日にスイスを訪れた際に出合っていたA.I.M(アドバンスド・アイデア・メカニックス)社の社長であり科学者のアルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)が、自社の研究内容を引っさげて姿を現す。ますます不安に陥るトニーは、記者の前でマンダリンに対して挑発。これを受けて、マリブにある自宅がテロリストからの襲撃を受け、自宅は全壊。トニーはこの巨悪を打ち倒すべく、アイアン・スーツを身に纏い立ち上がるのだったが…。


【アイアンマン3】映画感想/レビュー


シリーズ3作目となる『アイアンマン3』。『アベンジャーズ』での戦いから1年後のお話ですが、これまで洞窟に閉じ込められる窮地に陥ろうが、アーク・リアクターが発するパラジウムの毒素に侵され命の危機に晒されようが、持ち前のすっとぼけた性格をもって、ある程度あっけらかんと生きていた姿から一変。アベンジャーズでのロキ達との戦いが尾を引いて、不眠症やパニック障害を引き起こすPTSD的な症状に見舞われての、これまでにない自分の内面との葛藤が描かれています。
自業自得と言えば自業自得、この戦いに引きずり込んだS.H.I.E.L.D.のせいと言えばそうかもしれないけど、苦悩するトニーを引き離すペッパー。ちょっと惨い気がします。(ペッパーの命も危なかったから仕方がないのかもしれないけれど)シリアスな要素が増していますね。
アイアンマン3 トニー・スターク.jpg


ただ、シリアス要素とは裏腹に、これまでに増してコメディ要素が強くなっている。ローディ(ドン・チードル)が操り、アイアン・パトリオットなる名前もつけ、もはや自分のおもちゃと化している愛国心の塊みたいなヒーロー。うん。凄くヒーローっぽいです。


‘大統領大丈夫ですか!それ脱いでください!’

人にとられたおもちゃを返して欲しい子供である。そして真顔である。


アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンに向けての伏線(ネタバレ含みます。)


今回のアイアン・スーツ:マーク42(作りすぎ)は、スーツ側から人に向かって着せこんでいくパターンのスーツですが、このスーツが着脱しすぎ!そして壊れすぎ!アイアンマンこけすぎ!障害物多すぎ!
ベン・キングスレー扮するマンダリンは実はマンダリンなんて人物はいません!わたしゃ雇われた俳優です!って、ベン・キングスレー演じすぎ!そしてすっとぼけすぎ!


トニーの自宅が全壊して吹っ飛んでいった先のテネシー州(飛びすぎ)で出会った少年ハーレー(タイ・シンプキンス)。この子が非常にイイ味を出しているし、トニーのやり取りも和みます。ヒロインより可愛くて和みます。一方ヒロインはトニーを理解することに苦しんでいるという…立場逆なんじゃ?


立場逆と言えば、クライマックスでアルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)に引導を渡すのが、このヒロインのペッパーである。無茶苦茶である。何故にお前が…。ヒーロー形無し。トニーもペッパーに救われました。って、これ何映画だっけ?ラブ・ロマンス?いや、ハリウッドの大作ですから、ロマンスの一つや二つあってもいいんですけれど、その前にヒーローはヒーローらしくあるべきなんじゃなかろうかと…。


エンドロール後にはいつものオマケで、ハルクことブルース・バナー(マーク・ラファロ)が出て来てトニーのカウンセリングをして(してないけど)、最後に“トニー・スタークは帰ってくる(Tony Stark will return)”となって終わります。
完全に『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に向けての盛大な伏線ですね。


突っ込みどころ満載ですが、元々突っ込みどころだらけなのはわかりきってるし、基本的にそんなこと気にしちゃいけない映画だと思うし、個人的にはお笑い部分に関しては過去最高だったと思うので、これはこれで満足です。監督降板して製作総指揮に回っても、ハッピー役として登場するジョン・ファヴローや、ベン・キングスレー、ガイ・ピアースなどの役者のキャラクターも立っていてよかったと思います。

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Excerpt: 合衆国政府がヒーローに頼らない危機管理政策を推し進める中、アイアンマンことトニー・スタークは、新型アイアンマンスーツの開発に没頭していた。 彼は世界に、そして宇宙に、人類の存続を揺るがす脅威が無数にあ..
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Tracked: 2015-07-01 00:31