映画『アイアンマン』この時既にアベンジャーズ計画は始まっていた

映画情報


アイアンマン
(原題:Iron Man)

アイアンマン ポスター.jpg
製作:2008年(アメリカ) ジャンル:SF/アクション 上映時間:125分 次作:アイアンマン2
監督:ジョン・ファヴロー 原作:スタン・リー、ドン・ヘック、ラリー・リーバー、ジャック・カービ 脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ 音楽:ラミン・ジャワディ
出演者:ロバート・ダウニー・Jr、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロー、and more…
第35回サターン賞:SF映画賞、主演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr)、監督賞(ジョン・ファヴロー)受賞


【アイアンマン】解説/あらすじ


『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督、『ゾディアック』のロバート・ダウニー・Jr主演で、マーベル・コミックの人気キャラクター‘アイアンマン’を実写映画化。超セレブの軍需企業の社長が自ら開発した、超高性能パワードスーツを装着して巨悪と戦うSFアクションムービー。‘マーベル・シネマティック・ユニバース’の世界観を持つ映画の記念すべき第一弾!


巨大軍需企業‘スターク・インダストリーズ’の社長トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、自社製品である新型兵器‘ジェリコ’をを売り込むためにアフガニスタンを訪れていたのだが、プレゼンが終わって車に乗り込み買える途中、テロリスト‘テン・リングス’の襲撃に遭い洞窟に監禁されてしまう。致命傷を負ったトニーは、襲撃の際に飛び散った破片を磁力で引き止めるためのバッテリーで繋がる電磁石を、延命のために胸に取り付けられていた。自社兵器である‘ジェリコ’の組み立てを強要されたトニーは、洞窟から脱出すべく、テロリスト達の目を盗んでパワードスーツを作り、ひと暴れして脱出。無事帰還するのだが、アフガニスタンで自社の兵器が敵の手に渡り利用されていることを知ったトニーは、記者会見を開き、兵器の開発を中止することを発表。巨悪を撲滅するべく、洞窟で作ったパワードスーツの改良に取り組み、見事に完成させて‘アイアンマン’が誕生するのだったが…。


【アイアンマン】映画感想/レビュー


同じマーベル・スタジオズで製作された『デアデビル』にフランクリン・“フォギー”・ネルソン役の俳優として出演していたジョン・ファヴローが監督し、その監督の希望にもかかわらず、スタジオサイドから過去の薬物問題で敬遠されていたロバート・ダウニー・Jrが、他を退ける圧倒的な役作りをオーディションで披露したことによって、主人公であるトニー・スターク役を実力でもぎ取った痛快SFアクション映画『アイアンマン』。


アベンジャーズ』のレビュー記事でも書きましたが、こちらも殆どコメディです。のっけからアメリカン・ジョークの連発。アメリカの軍人と車の中で大物気取って記念写真撮影してたかと思ったらミサイル飛んでくる。「記念に写真撮ってもらってもいいですか?」「あぁかまわないよ。記念になる。」だから記念にって言ってるだろう!
洞窟で最新の兵器を作れと強要。作れるわけないだろ!更に隠れてパワードスーツを作るトニー。だから作れるわけがないだろ!そして、あれだけの監視を張り巡らせていて、何故にそんなものを作られていることに気づかないのか?
砂漠のど真ん中に飛んで行ったかと思ったら、なんの偶然が速攻で発見されるトニー。狭い砂漠ですね。
美人に弱いトニー。自家用ジェットに何故かポールダンス用のポールと、ポールダンスをするCAが仕込まれている。あぁ、ポールって埋め込み式なんだ。
自分の胸に開いている風穴に、秘書のペッパー(グウィネス・パルトロー)の手を突っ込ませるトニー。
「あぁ大丈夫。ちょっと心停止しかけただけだ。」全然大丈夫じゃねぇ!


等々、笑いどころ盛りだくさんな為、アクション映画というよりはコメディ映画として観るものなんじゃないかと思います。
勿論、SF的にCGを駆使した映像や、アイアンマンが暴れまわるアクションシーンも素敵ですけどね。何も考えずに観られる映画ですね。
アイアンマン 画像.jpg


とは言え、何のメッセージ性もないわけではありません。事実アメリカという国が、軍需産業によって成り立っていることは確か。兵器を売った金で、環境問題に関わる仕事にも取り組めているっていうのも、皮肉ながらもまた事実。
自社が開発した兵器によって、自分が巻き込まれる結果となり、その目で実情を知るという皮肉も効いています。結局それ以上にヤバイマシーン作って巨悪を打ち負かしたとは言え、使っているものはやはり兵器でしかないから、軍需産業ダメ絶対!と言ってるわけでもないですけど。


後に続くマーベル・スタジオズ製作の映画とのクロスオーバーが多々観られます。『アイアンマン2』を飛び越えて『アイアンマン3』に向けての伏線があったり、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』を予感させる盾が映ってたり、『アベンジャーズ』の指揮をとるシールドの組織名や、フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)の出演。そしてエンド・クレジット後もある人物が登場し、『アベンジャーズ』の匂いを醸し出しています。


尚、『アイアンマン』と言えば、ヘヴィメタル。ヘヴィメタルの元祖と言えばブラック・サバス。ブラック・サバスと言えば名盤『パラノイド』ですが、このパラノイドに『アイアンマン』という名曲が収録されていて、映画の終わり直後のエンドクレジットで流れる曲が、このブラック・サバスの『アイアンマン』です。
映画冒頭で流れる曲はAC/DCの『Back in Black』など、『アイアンマン』の名に相応しい硬派なヘヴィメタル/ハードロックの曲が使用されている映画でもありますね。

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アイアンマン
Excerpt: 巨大軍事企業社長で天才発明家のトニー・スタークは、テロ組織に拉致され多くの自社製品がテロに利用されていたことを知る。 最強兵器の製造を強制されるが奇跡的に脱出し、兵器産業からの撤退を宣言した。 今後は..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2015-07-01 01:33