映画『私の中のあなた』キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン出演の感動作

映画情報


私の中のあなた
(原題:My Sister's Keeper

製作:2009年(アメリカ) ジャンル:ドラマ
監督:ニック・カサヴェテス
原作:ジョディ・ピコー(わたしのなかのあなた)
出演者:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック、ソフィア・ヴァジリーヴァ、ジョーン・キューザック、amd more…


【私の中のあなた】解説/あらすじ


ジョディ・ピコーの2004年のベストセラー小説『わたしのなかのあなた』を、『ジョンQ』『きみに読む物語』のニック・カサヴェテス監督で映画化。『ベガスの恋に勝つルール』のキャメロン・ディアス、『リトル・ミス・サンシャイン』『ゾンビランド』のアビゲイル・ブレスリンなどが出演。


弁護士のサラ・フィッツジェラルド(キャメロン・ディアス)は、消防士の夫ブライアン(ジェイソン・パトリック)、長男のジェシー(エヴァン・エリンソン)、長女のケイト(ソフィア・ヴァシリーヴァ)と4人で幸せな暮らしを送っていたが、ケイトが2歳の時に急性前骨髄球性白血病を患う。しかし、両親やジェシーの血液はケイトと適合しないため、サラとブライアンはケイトを救うべく、遺伝子操作によって、ケイトと適合するドナーになる子供を作ることを決意する。こうして生まれてきたアナ(アビゲイル・ブレスリン)は、ケイトのドナーとして何度も手術台に上がる過酷な人生を送るのだが、13歳になったアナは腎臓の提供を拒み、自ら弁護士のキャンベル(アレック・ボールドウィン)を雇い、法廷で母であるサラと戦うことになってしまう。


【私の中のあなた】映画感想/レビュー


『きみに読む物語』のニック・カサヴェテスが監督ですが、単純に映画として素晴らしい、涙なくしては観られない感動のヒューマンドラマです。
単純に泣けるから=感動できる素晴らしいヒューマンドラマと言うわけではなくて、元々ジョディ・ピコーの原作がイイからなのか、脚本がしっかりしているからなのか、泣けるだけじゃなくて、特にハッピーエンドが待っているわけでもなければ、特別な善人がいるわけでもないし、悪人がいるわけでもないのだけれど、家族愛や兄弟愛、命の重さ、尊さ、死生観について深く考えさせられる映画でした。
まず俳優人が素晴らしいですね!
母親のサラ役のキャメロン・ディアスは、ラブコメじゃなくても素晴らしい演技ができる女優さんであるということを証明しています。
姉の命を救うドナーとなるべく遺伝子操作で生まれてきたという難しい役柄をこなす『リトルミスサンシャイン』のアビゲイル・ブレスリン演じるアナ。白血病患者の姉、ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァなどなど、どの俳優さんも素晴らしい。
特にソフィア・ヴァジリーヴァは、とても素晴らしい圧倒的な演技だったんじゃないだろうかと思いますが、この映画以降に出演している映画はありませんね。
闘病生活に苦悩する姿から、無邪気な笑顔、同じく病気に苦しむ恋人のテイラー(トーマス・デッカー)との無垢な絡みなどなど、本当に素晴らしい演技でした。
またその娘の姿を、母親の厳しさ(ある種の優しさであり愛)とは逆に、冷静に優しい眼差しで見守る父親のブライアン(ジェイソン・パトリック)の姿も印象的。


このような特殊な問題を抱えた家庭の中で苦しむ、思春期を迎えた長男のジェシー(エヴァン・エングリン)の複雑な心境もよくわかります。フィッツジェラルド家だけに限らず、突然ケイトへの腎臓の提供を拒んだアナから弁護を受けた弁護士(アレック・ボールドウィン)から、判事(ジョーン・キューザック)にいたるまで、出てくる全ての人が問題を抱え、またそれに悩みもしています。
しかし、後ろ向きに生きようとする人間は一人もいなく、全ての人が、全ての人にとって愛に溢れかえった作品です。
老若男女問わず、何かを大切なことだと感じることができるという、当たり前の事実に気づかされる映画だと思います。家族や兄弟のこと、命の重さ、尊さを、改めて考えさせられました。

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