ツィゴイネルワイゼン(鈴木清順、原田芳雄)

映画情報


ツィゴイネルワイゼン
製作:1980年(日本)
監督:鈴木清順 出演者:原田芳雄、大谷直子、真喜志きさ子、麿赤児、藤田敏八、and more…


【ツィゴイネルワイゼン】解説/あらすじ


1980年キネマ旬報ベストテン第1位、第四回日本アカデミー賞最優秀作品賞の鈴木清順監督によりアート映画。
ドイツ言語学者の青地豊二郎(藤田敏八)と、放浪の中砂糺(原田芳雄)は、旅の途中で3人の盲目の旅芸人とすれ違う。宿で、自殺で弟を亡くしたばかりの芸者小稲(大谷直子)と出会い、旅芸人の噂話。中砂は旅を続け、青地は湘南に戻る。暫くして青地の元に中砂の結婚の知らせが届き、青地が中砂の家を訪れるが、そこで見たのは、宿で出会った芸者の小稲にそっくりの青地の妻、園の姿であった。


【ツィゴイネルワイゼン】映画感想/レビュー


サラサーテ作曲の楽曲『ツィゴイネルワイゼン』と同名の、鈴木清順監督が男女の愛憎をミステリアスかつアートに描いた幻想的で不気味で美しく且つ醜いといった感じの日本映画。
デヴィッド・リンチのような世界感。夢と現実が錯誤するような感覚、なんか不気味で不穏な感じ、シュールな笑いを含みながら、難解でアーティスティックな内容は、まさに和製デヴィッド・リンチ。
蟹、盲目の3人組、瓜二つの女、アブノーマル、人間スイカ割り等々、幻想的な世界に挽き付けられる魅力があって、2時間30分近い大作を飽きずに観ることができる。
日本独特の醜さの中にある美しさは、言葉より前に感覚的にアートです。

この記事へのコメント

  • PineWood

    デビット・リンチ監督作品(マルホランド・ドライブ)などとも共通するタッチや寺山修司シネマのレトロなシュールさが本作にありました。最近観たアルゼンチン映画(約束の地)などもパタゴニアの大自然なのに洞窟の中のシーンなど謎めいていました。正にデビット・リンチの上の作品とも近いのですが、鈴木清順監督がやっている仕事にも近くて興味を引きました。
    2015年06月27日 07:12
  • 凛太郎

    PineWoodさん
    コメントありがとうございます。
    寺山修司っぽくもありますよね。
    『約束の地』、気になりましたので機会があれば観てみようと思います!ありがとうございます。
    2015年06月27日 22:42

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